鏡治療と筋電誘発電気刺激の組み合わせ治療が脳卒中後の上肢機能に与える変化 ─症例集積による有用性検証─
〔目的〕鏡治療(MT)と筋電誘発電気刺激(ETMS)の組み合わせ治療(ETMS-MT)を脳卒中患者の麻痺側上肢に実施し上肢機能訓練としての有用性ならびに臨床効果を予備的に検証すること.〔対象〕脳卒中症例8名.〔方法〕治療は前向きの椅子座位にて4週間実施した.手指の開閉などのMTと併せて麻痺側手関節および手指の伸展筋群に対するETMSを実施した.〔結果〕機能障害面ではFugl-Meyer assessment上肢項目,能力面ではbox and block test,などの臨床評価において有意な改善がみられた.脱落者はみられず全対象が治療を完了することができた.〔結語〕ETMS-MTは脳卒中後の上肢機能を改善させる可能性が示された.今後,RCTによる治療効果の検証が必要である.
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